菜食主義と日本の食文化について

「ビーガン」と「ベジタリアン」

この呼び方を聞いたことがある人も多いかもしれません。


また、海外からの観光客が増え、また定住される方も増え、

宗教上の理由により「ハラルフード」という言葉も聞くようになりました。

日本人にはあまりなじみがなく、聞きなれない思想でも、

「多様な考え方・生き方がある」という理解も必要があると感じます。

掘り下げるとなかなか難しいことですが、

ざっくり大枠だけでも書いていけたらと思います。



ビーガン(菜食主義者)とベジタリアンの違い

「ビーガン」は完全ベジタリアンのことを指すそうです。


ビーガンは食だけに限らず、できるだけ動物由来の物を避けることで無用な暴力を減らそうと いう生き方です。

http://veganic.co.jp/veganism/ 株式会社Veganic Japanサイトより


「ベジタリアン」にはざまざまな分類があるようです。

たとえば、


 ◆ラクト・ベジタリアン (乳菜食)

植物性食品に加えて乳・乳製品などを食べる

◆ラクト・オボ・ベジタリアン (乳卵菜食)

植物性食品と乳・卵を食べる人たち。牛乳や チーズなどの乳製品のほかに卵も食べる

※欧米のベジタリアンの大半を占める


などほかにも細かい分類があります。

卵や、豆類、キノコ、フルーツなど、同じ「ベジタリアン」のカテゴリーでもおよそ10種類に分かれるともいわれています。



日本人と菜食主義者

日本人は比較的、コメや麦などの穀物をはじめ、牛や豚などの肉から魚、野菜やキノコ類まで幅広く食べる食文化が根付いてきました。


菜食主義になる理由は、宗教だったり、生活環境だったり多種多様にあるそうです。

そのなかでも、衣食住すべてにおいて動物性のものを避ける考え方なのが「ビーガン」と呼ばれており、

無益な殺生をしないとか、平和的な思想でありながらも、

栄養素が偏ってしまったり、強い気持ちが必要な考え方でもあります。

現代社会でそれを実行するにはとても難しいことです。


日本食は一汁三菜という考え方もあるように、動物性の食物と野菜など植物性のものをバランスよく食べる文化が自然に浸透してきました。

和食の場合、だし汁にカツオやサバなど魚を使用します。


菜食主義の方や、ビーガンの方がいる場合、

だし汁を使用していることを伝えてあげる必要があるでしょう。

また、お店によっても対応できるものとできないものがあるので、

確認が必要になってきます。


最近ではハラルフード専門店やビーガンカフェをはじめ、推奨や告知をする団体なども増えつつありますが、

まだまだわたしたち日本人には理解が深まっていないのが現状のようです。



おわりに


「好き嫌いなく出されたものはきれいに食べる」という教えが日本人には浸透していますが、恥ずかしながら私自身はかなり偏食です。

いただきます、と何気なく言ってますが、実はいただく動植物や作ってくれた人たちに感謝を込めていう言葉なんですよね。。

改めて食の大切さを感じる機会となりました。


ではでは。

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